エマよ、パパは素潜り旬だ。


マッキントッシュが出し入れに使われて、ガバガバになってしまった夜の箱に迷い込んだのは、大きなたぬき2匹だったが、アズブカに辿り着いてからは俺たちは理論よりも言葉の連なりを感覚的に意識するようになっていた。


トルストイのレフ板を取ると、ただただ珈琲が飲みたくなり「空論に言葉を詰めていく作業には意味がある」と互いに、ゆっくりと噛みしめるように一音々々を発音していき、音が弾けることを確認してから、いまも宙を舞うしゃぼん玉のような表層の単語を見ている。

ガラケーを壊した数だけ強くなるのか?」
エマに誓ってもいいが、俺の筋肉は増えている。肉のチューブに詩を流し込むと、エスクアィアが数冊俺に届いた。これで俺は勉強している。行ったことのない国々の文化を取り入れ、文章に消化して。そのあと。もはやカスとなったエスクアィアは燃やす。檸檬を絞って。

混線したまま混戦状態が続き、もはやわかりやすさが何かすら分からなくなっており、とりあえず説明することを大事に思うようになった俺は、前口上をすっ飛ばして「導入」と呼ばれるテキストを読み、そのまま喋り続けた。俺はこんなにもイキがいい。そう信じながら。詩をストップモーションしながら吐き出し、このブログのテキストを完成度が高い順に読み、色々と問題が出てくるのでここには載せられない『ミニッツはスモールワールド』を朗読し、俺は道化となったが、道化よりも道化なのは道化師なのだろう。俺はもう道化としては、失敗までもうまくやりすぎ、もはや軍師のようである。俺の朗読がある程度の水準を下回ることは無い。だから今年からギャラをもらうことにした。今までも殆どしていなかったが、もうギャラなしで朗読はしない。ともうここで宣言しておきます。それで誘いが来なくなっても別に構いません。自信と向上心があるので。笑 俺の朗読が芸術的であろうが、くどかろうが、その辺でやってる人たちには負けないし(はじめから負けていなかったが)、はじめからお金を取れると思ってやっているし、同じことを続けてなんてしないし、何よりまずお金を取ることと芸術的であることを一緒にはしていないし(この辺のニュアンスが伝わるかどうかは別にして)。とりあえず、俺の朗読と詩は俺が1番好みなことをやっている。自分で自分が好きじゃなくなったら終わりだ。俺はヤバい。笑 だから、時期が来たら望んでもいない時だとしても表に出るだろう。それは3、40代だと予想している。それまでは子育てに専念します。笑 エマ、お父さんは凄いぞ。笑 

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