新居の名(引っ越しに向けてピストルを向けて)

素潜り邸は、台風をも耐えた。屋根瓦が一枚剥がれただけで雨漏りもない。ボロ平屋にしては頑張ったと思う。

大阪北部地震の震度6弱をモロに食らった我が素潜り邸には、6月18日から住んでいない。今日まで俺の実家で暮らし、明日、8月1日に新しい素潜り部屋に引っ越す予定。おすもさんの、おすも部屋。どう頑張って名付けても力士から離れられないが、そのうち良い名前が決まるだろう。

素潜り邸の思い出を語るとキリがないし、改めて語る必要もないほど、素潜り邸でどんなふうに暮らし、ここで何が起きていたか(笑)は、皆さん知ってくれているだろうと思う。俺とインターネットの付き合いがある方なら誰でも。笑 

俺には随分と優秀な自浄作用があり、それによってなんとか色々な悪いものを抱えずに生きている。それは躁的なのかもしれないし、病的とも言い換えることが出来るかもしれない。(賃貸とはいえ)大好きな家を失ったことよりも、新たな部屋を手に入れる喜びの方が今や大きくなっている。

素潜り部屋で新しい作品を生み出し、新たな人やモノに出会えるだろうし、新たな撮影場所、アトリエ、書斎となるだろう。インスピレーションの源泉となるだろう。いま思いついたが、部屋ではなく、事務所が良い。素潜り旬探偵事務所だ。今迄あった場所を、新しい場所に持ってくる。これだ。素潜り旬探偵事務所をよろしく。

2016年8月入居時の写真