『カニバリズムとオロナミンC』


忘れないように、右の手の甲に書いた事のは夢の中だった。お陰で何がなんだかわからないや。

「アフリカのランボー
俺は今夜旅立つがそれを誰にも言わないだろう。と教えてくれた彼がいなくなったのは、それから3日後だった。その間、彼はありとあらゆるヌード写真を集めてはノートに貼り、なにかの準備をしているように見えた。しかし、彼はそのノートを置いていった。使ってくれと書かれた置き手紙を残して。

この写真は何だろう。そう考えた時には、もう目が離せなくなっていた。肉体の破片と、テーブルに置かれたオロナミンC。俺は真似がしたくなり、とあるプランを実行した。

「逃げ場はないぜ」
彼を見つけ出した俺は、最終的には写真を撮った。この写真は沢渡朔だ。彼のじゃない。言っておくけど。

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