中国でヴィヴィット・ボウイ(start man)


飲み込まれたのが水着の中で、俺はシャブシャブで、デヴィッド・ボウイと付く曲名に入り込んでしまっていた。ただすぐに帰ってきてしまったのは、電車内で551の豚まんを貪る少女ふたりのせいだった。これを無邪気と呼べるのなら、俺は笑顔でその豚まんを奪いとって食べたい。

「ギャラクシーって勤勉な人みたい」

何をもってしてそう言ったのかはわからないが、ギャラクシーがアダ名だって知ったら何てことなかった。551の豚まんの臭いが薄れていく車内で意識が遠のいていったのは、デヴィッド・ボウイと付く曲名が俺を呼んでいて、あまりにもブルーにこんがらがったせいで、ブルーに生まれついた事とは無関係な『almost blue』つまりは俺の中のエマが俺に語りかけていることによる。

「ギャラなんて貰わず、交通費だけでステージに立ちなさい」

エマがそんなこと言うなんて…笑 まあ、エマが言うならそうしよう。来年は交通費だけで、出演依頼を受けます!楽しそうなイベントならばどこでもいきます!前みたいに2ヶ月に1度くらいなら。お誘いください。朗読、弾き語り、バンド、即興(たぶん。笑)、展示、何でも出来ますので。禁煙ならエマも行けます。笑 





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