あのケチャ

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ケチャケチャケチャケチャ
Yさんがずっと聴いていたという『ちびまる子ちゃんケチャ(正式なタイトルはわからない。さくらももこケチャ?)』があったから、俺らは新婚旅行でバリに行けたのだろう。YさんはこのCDを聴いてバリに想いを馳せていたらしい。俺がバリに行きたかった理由はアントナン・アルトーの文章。笑 さくらももこさんが亡くなって思ったのは、まずそれであり、ああ家に帰ったらYさんが悲しんでいるかもしれないである。皆の心にある作品の作者がなくなる時は、なんとも言えない気分になる。作品が亡くなったわけではなく、作者が無くなった。別に新作を楽しみにしているわけではなく、半永久的に流れるだろう(と勝手に思っていた)アニメの作者が亡くなった。俺たちの何が変わるというのだろう。何も変わらないだろう。ちょっと特別な瞬間が来週の日曜にあり、そこからは微々たる変化はあるかもしれないが、俺たちは何も変わらない。そして「ご冥福をお祈りします」だなんてインターネットで1番目にする言葉で終わらすのもなんだか気持ちがわるい。とりあえず家に帰ってYさんと話そう。この気持ちはなんなのか。それにしてもガンは嫌いだ。病気に好きも嫌いもないだろうけれど。