ブラックバード・ブラックバード・フライ


「夜の暗殺者たち」

地獄の季節は終わりを告げたのに、ホロコーストごっこをしているとハタから見ると思われるような、そんな暮らしをしていたいかと聞かれると、そうではないという。笑 どういうこった!

「ピース・オブ・刑事」
アラバマ色の絨毯で心中した夫妻が夢に出てきたが、観たことのある顔だった。どういうこった!

「安全ピン」
どういうこった!

「倉内くんは」
楽家・倉内太は何をしているのだろう。会いたい、というか一緒にライブをしてくれるという約束は忘れたのだろうか。あのミスマッチとも言えるイベントは俺が出た方が、彼とつながりを保てたのではなかろうか、彼と何かできたのではなかろうか。そんな想いは強くなるばかりである。俺は彼の音楽が大好きで、復帰を喜んだひとりだったのだが、筋を通して飛び込みたかった俺を、大人の何かを守りたかった人たちに潰された。倉内くんは飛び込みを許し、女の子と楽しく歌っていたのにである。少し落ち込んでいた俺を倉内くんは知ってか知らずか、俺と音楽の話をすると「ピート・ドハーティ好きなの?俺も!じゃあ、そのジャケット貸してよ!」と言い、汗だくの裸にジャケットを羽織り、アンコールに応えていた。あの時の彼よりカッコいい弾き語りを俺は知らない。

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